比国 サンロケ小学校とのメール交流プログラム

 平成28年1月15日(金)午後3時より比国レイテ島にあるサンロケ小学校とのSNSを利用した交流プログラムが行われました。このプログラムをコーディネートしていただいているのはJICA青年海外協力隊員OBで、比国で教育分野において国際貢献活動をされていた看護師の方です。帰国後の今も、国際貢献を継続されています。彼女は、2013年11月4日、トラック諸島近海で発生した観測史上最強の台風である平成25年台風第30号(アジア名:ハイエン、フィリピン名:ヨランダ)、の直撃を受けた地域で活躍されていました。(死者2300人以上)この台風で大きな被害を受けたレイテ島タクロバン市では家屋や建築物の70%〜80%が倒壊してインフラが壊滅、水も食糧も医療品も無い状況になり、物資を求めて詰めかける生存者と、武装して自衛する商店の対立によって、治安が急激に悪化しているとの報告もありました。

最強台風(ハイエン)で倒壊した小学校  2013年11月4日 
JICAの支援などにより再建されつつあるサンロケ小学校
現在のサンロケ小学校

 そんな中、彼女は被災した子ども達が、また学校で学べるために懸命に復興支援努力を現在も継続されています。そんな思いに少しでもお応えしたいと思い、メディアセンターでは美加の台小学校パソコンクラブの子ども達とのインターネットを利用したメールや写真、さらにテディベア交流プログラムを進めています。インターネット環境が充実してきたときには、テレビ会議交流も検討しています

美加の台小から比国へ クマの「ミカベー」 サンロケ小から日本へ 「アレクサ」ちゃん